安土城はどこにある?滋賀・安土城跡の見どころポイントを紹介

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安土城は、織田信長が天下統一に向けて標高199mの安土山に築いたお城です。

高層天主や高石垣が築かれた革新的なお城だったようで、その姿は当時の人々を驚嘆させたと言います。

五層六階地下一階、最上階は金色に輝き、その下階は朱塗りの八角堂だったとされる安土城。

ですが、天主完成から3年後に焼失してしまいました。

現在は滋賀県近江八幡市安土町に、その城跡を見ることができます。

城郭などは残っていませんが、安土城跡は見どころ満載です。

筆者

大手道や石垣からは安土城のスケールの大きさ、それを作った織田信長の凄さが感じられました。

実際に行ってきた時の様子をご紹介します。

訪問されるときの参考にしていただければうれしいです。

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目次

安土城跡 基本情報

安土城跡の碑が建つ広場

住所
〒521-1311
滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6371

電話番号 0748-46-6594

拝観時間
午前8時半~午後5時(入場受付最終4時
※季節により変動あり

摠見寺(そうけんじ)特別拝観時間
午前8時半~午後3時
※実施日のみ

年中無休

拝観料
大人 700円
小人 200円(高校生以下)
※団体割引き・身障者そのほか割引きなし
※摠見寺特別拝観(不定期)は、抹茶と菓子付きで別途500円必要

アクセス
車:
名神高速道路八日市インターより約25分
蒲生スマートインターより約20分
竜王インターより約35分

電車:
JR琵琶湖線安土駅より徒歩約20分
レンタル自転車で約10分
タクシーで約7分

駐車場
無料駐車場あり

※安土城の公式サイトからの注意事項
安土城跡内は坂や石段ばかりでバリアフリーになっていません。身体の不自由な方・車いすの方が巡ることはほぼ不可能な状況です。
自然環境や文化財保護のため、ペット同伴不可です。

問い合わせ先
摠見寺・一般社団法人安土山保勝会
〒521-1311
滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6371
TEL 0748-46-6594

安土城跡の公式サイト

駐車場と城なび館

安土城跡の駐車場

安土城跡の駐車場は広く、かなりの台数が停められます。

満車で車を停められない……といった心配はまず要りません。

舗装はされていないので、雨の日などは注意が必要です。

城なび館前の様子
城なび館土産物売り場
城なび館グッズ売り場

城跡入り口付近には「城なび館」という建物があります。

ちょっとしたグッズやお土産が販売されてます。

有料コーナーでは、「VR安土城」が上映され安土城の瓦が展示されてました。

トイレも併設されてます。

城跡内にはトイレがないので、ここで済ませておきましょう。

安土城跡・摠見寺受付
安土城跡受付の拝観料の案内

城跡だけではなく、せっかくなので織田信長菩提寺の摠見寺も見ることにしました。

特別拝観(抹茶と菓子付き)1200円を購入し、城跡一周スタートです!

安土城跡見どころポイント

実際に行ってきたわたしが、安土城跡の見どころポイントを紹介していきますね。

安土山の麓から天主・本丸に続く圧巻の大手道

安土城跡の大手道
訪問時は補修工事中でした

受付を通ると、目の前には幅広い石段があらわれます。

安土城の表玄関といわれる大手道、幅6mある階段がずっと真っ直ぐ伸びてます。

この石段が圧巻です!

伝羽柴秀吉邸跡の碑が建つところ

石段をのぼり始めてすぐ、大手道の両側には「伝羽柴秀吉邸跡」や「伝前田利家邸跡」。

安土城の麓で、信長の城を護っていたんですね。

摠見寺(そうけんじ)特別拝観

摠見寺の外観
摠見寺内のたたみ廊下
摠見寺内の襖絵

摠見寺は、織田信長自らが菩提寺とした寺。

信長の死後、火災により本堂などを焼失後、「伝徳川家康邸跡」に仮本堂が置かれました。

お茶室と抹茶とお菓子

不定期に実施されてる摠見寺特別拝観では、本堂内の拝観のほか、お茶室でお抹茶とお菓子がいただけます。

急勾配の石段と見ごとな石垣

安土城跡の石段
安土城跡の石段

麓から天主・本丸があった標高199mの山頂まで、かなりの数の石段をのぼります。

段差の高い石段だと、よじ登るといった感じです。

はぁはぁと息があがり、けっこうハードです。

受付に置いてある杖は無料で借りられるので、必要な方は借りておきましょう。

安土城跡の石垣
安土城跡の石垣
安土城跡の石垣

安土城跡の石垣はすべて統一された積み方ではありません。

各々の場所によっていろいろな積み方がされているのが特徴です。

この石垣がたいへん見ごたえありました。

二の丸跡と信長廟

安土城跡の信長廟

本丸跡・天主跡に続く石段をひたすたらのぼっていくと、二の丸跡に到着します。

二の丸跡近くには信長公本廟もあります。

羽柴秀吉が信長の太刀・烏帽子・直垂などの遺品をこの信長公本廟埋葬したといわれてます。

天主跡と天主跡からの眺め

安土城跡の天主跡

麓から石垣をのぼり続け、やっと天主跡に到着しました。

現在は礎石が並ぶだけです。

復元した建物などはなく、人によっては「ここまで登ってきたのに何もないなんておもしろくない」と感じるかもしれません。

けれどわたしは、「何もないからこそ、いい!」と思いました。

幻の城といわれる安土城を想像できる楽しさがあるからです。

安土城跡天主跡からの眺め

天主跡から眺める琵琶湖。

織田信長も安土城からこの風景を眺めていたかと思うと、ここにも想像できる楽しさがあります。

三重塔と二王門(楼門)

三重塔
二王門(楼門)

天主跡から麓の受付へ帰る途中に、国の重要文化財の三重塔と二王門(楼門)があります。

三重塔は滋賀県湖南市の長寿寺から、二王門は滋賀県甲賀市から、信長がともに移築したものだそうです。

こんな山の上によく移築できたなぁ、と感心しました。

安土城跡近いホテルをお探しの方にはこちら、車で約17分です↓↓ 

まとめ 石段と石垣だけの安土城跡でも見ごたえ十分

遠くから見た安土城跡

安土城があった場所は、滋賀県近江八幡市です。

織田信長が安土に城を築いたのは、東海道・中山道・北国街道に近く、京の都へ行くのに立地がよかったからだと言われています。

現在の安土城跡には、天主(守)閣は残っていません。

入山料700円を支払ってただ石段を上り、ただ石垣を見るだけです。

ですがかつての安土城の壮大さや歴史が感じられ、入山料700円分の価値は十分にあります。

周囲を一周するのに所要時間は約45分から90分程度。

私は特別拝観の摠見寺も訪れたので、ゆったりと2時間ほどかかりました。

晴れた日に訪れ、歩きやすい靴と服装でリラックスした時間を過ごしてくださいね。

安土城跡の美しさと歴史が心に残ること間違いなしです。

安土城跡から車で約20分。
近江八幡市にある観光スポット、長命寺へ行ったときのお話しはこちらです↓↓

織田信長によって滅ぼされた、浅井長政の小谷城跡を訪れたときのお話しはこちらです↓↓

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