滋賀県近江八幡市に位置する沖島は、琵琶湖に浮かぶ最大の有人島です。
車も信号もなく、コンビニもありません。
この小さな島の魅力は、「これといった見どころがない」ところ。
特に有名なスポットはありませんが、昔にタイムスリップしたかのような光景は日常の喧騒を忘れさせてくれます。
沖島を散策すれば、狭い路地を三輪自転車で移動する、島のおばあちゃんたちに出会えるでしょう。
これはまさに沖島ならではの光景。
対岸から島までは船で約10分。
沖島は、わずかな時間で離島体験が味わえるところです。
実際に行ってきたときの様子と、「沖島へ行くときに気をつけること」をあわせて紹介します。
\沖島からも見える!ロケーション抜群です/
沖島 基本情報
住所
〒523-0801
滋賀県近江八幡市沖島町
問い合わせ先
沖島町離島振興推進協議会
〒523-0801
滋賀県近江八幡市沖島町268-1(沖島コミュニティーセンター内)
TEL 0748-33-9779
堀切港から沖島へのアクセス
「おきしま通船」を利用して来島、片道500円。
[おきしま通船 時刻表]
TEL 090-3842-6571 (船長:富田)
堀切港までのアクセス
〇電車とバス利用
JR琵琶湖線近江八幡駅下車~JR近江八幡駅北口から堀切港行きバスを利用。
「あかこんバス」島・沖島町コース(市民優先)/片道200円・約50分
[あかこんバス 時刻表]
「近江バス」長命寺線/片道720円・約30分
[近江バス 時刻表]
〇タクシー
近江八幡駅から堀切港まで片道4,000円~4,500円程度
長命寺タクシー 0748-32-2198
滋賀第一交通 0120-377-535
近江タクシー 0570-07-0106
滋賀タクシー 0748-37-6615
〇車
おきしま通船の乗船場所である堀切港の近くに来島者用専用駐車場に駐車。
約100台駐車可能。
料金300円(1日)は船の料金箱に入れる。
沖島へ行くときに気をつけること
沖島へ行くなら、前もって気をつけておくことが3つあります。
- 沖島までの・船とも本数が少ない
- 沖島へ渡る堀切港到着までに、トイレ・買い物は済ませておく
- 島のお店は不定休が多いため、事前に確認しておく
沖島までのバス・船とも本数が少ない
JR近江八幡駅から堀切港までのバスは、船の時間に合わせてあります。
便数が少ないので、時刻表はかならずチェックしておきましょう。
車で堀切港まで行く場合は、休暇村近江八幡方面に向かう途中にある『沖島来島者専用駐車場』に停めます。
堀切港にある駐車場は沖島関係者のための駐車場で、観光客は停められません。
駐車場にスペースの区切りはありません。
1日300円の駐車料金は、船に乗ってから料金箱に入れるしくみです。
駐車場から堀切港まではまっすぐな道。
看板もあるので迷いません。
沖島へ渡る堀切港到着までに、トイレ・買い物は済ませておく
来島者専用駐車場から歩いて5分ほどで堀切港に到着。
港に小さな待合室はありますが、トイレ・売店などはありません。
駐車場までの途中にあるコンビニのファミリーマートで、買い物などは済ませておくほうがよいですね。
わたしが行った土曜日、既に20人ほどの人が、12:15発の船に乗るために並んでました。
船の定員は50名。
船内入り口の券売機で乗船券(片道500円)を買ってなかに入ります。
船内に椅子はありますが、人数が多くて座りきれない場合は立つことになります。
船のなかのトイレは使えませんでした。
沖島到着後のトイレは、漁港前と沖島小学校にあります。
島のお店は不定休が多いため、事前に確認しておく
船は約10分で沖島に到着。
帰りの船の時間に合わせて島内の散策スタートです。
船を降りた港のすぐ前には沖島漁業会館。
島の漁師の奥さんたち(湖島婦貴の会・ことぶきのかい)が小さな屋台を開いてます。
沖島漁業会館では、島の旬の素材をいっぱい使ったヘルシーなお弁当も販売されてます。
(TEL 0748-47-8787※前日までの予約が必要)
沖島で食事ができるところは4軒ほどしかなく、どのお店も不定休です。
沖島でぜひ食事を楽しみたい方は、事前の確認をしておく方がよいでしょう。
沖島ならではの光景~三輪自転車と狭い路地
島に到着してまず目にするのが三輪自転車。
島内は信号機がなく、車も乗り入れできません。
そのため重い荷物も運ぶことができる三輪自転車は、移動手段であり必需品となってます。
島じゅうが自分の敷地といった感じで、いたるところに置かれている三輪自転車。
沖島漁港の東側には集落があり、細い道を隔てて民家が建ち並んでます。
「ここ通って大丈夫?」「ひとの家の敷地じゃない?」
と思うような迷路みたいな狭い路地です。
島の人たちが生活していらっしゃるなかをお邪魔します。
路地を歩くときは静かにしましょう。
島内のおすすめポイント
沖島での散策は、島の人たちの暮らしに根付いた場所を巡ります。
近江の国守だった藤原不比等によって建立された奥津嶋(おくつしま)神社。
奥津嶋神社の境内からは、密集した家々の屋根と広がる琵琶湖が一望です!
旧小学校跡地につくられたおきしま展望台。
のり面には旧小学校で使われていた沖島産の石が再利用されてます。
明治の頃、沖島では石材採掘業が盛んだったそうです。
急病人などが出ると堀切港まで搬送する消防艇の艇庫。
船で行き来する沖島には、大切な場所です。
全校生徒10人ほどの沖島小学校。
昔の学校として映画やドラマに出てくるような外観ですね。
こちらは沖島の西側の風景。
湖西からの風が吹きつけて、風も強く波も高かかったです。
沖島散策するのに最も近い宿泊施設は、休暇村 近江八幡です。
全室琵琶湖ビューの客室からは、沖島や対岸まで見渡せます。
休暇村 近江八幡に宿泊したときの話しはこちらです↓↓
休暇村近江八幡では、期間中の土日祝日限定でびわこクルージングと沖島さんぽのショートツアーも実施。
ガイドさんの案内もついているので、さらに詳しく沖島のことが知れますね。
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沖島 まとめ
沖島には特別な名所や観光スポットはありません。
何もないところが沖島の最大の魅力です。
沖島は近場ながらも離島体験が味わえます。
のんびり、ゆっくり、心穏やかになれるところですよ。
帰りの船の時間に合わすため、わたしの島での散策時間は約1時間半でした。
じっくり沖島を散策したいなら、もっと時間をかけてもいいですね。
沖島へ行くときに注意しておくことは次の3点。
- 沖島までの・船とも本数が少ない
- 沖島へ渡る堀切港到着までに、トイレ・買い物は済ませておく
- 島のお店は不定休が多いため、事前に確認しておく
日常を忘れゆったりとしたひとときを過ごすなら、滋賀の離島、沖島がおすすめですよ。
沖島をはじめ、近江八幡市には長命寺・安土城跡など観光スポットがたくさんあります。
ぜひ訪れてみてくださいね。